人を知る

3Dによる「見える化」が今、
行政やお客様から求められています。

                           

名古屋本社 設計部 BIM/CIMエンジニアグループ
福島 藍 2017年入社

- 入社を決めた理由は?

技術をすぐに身につけたい。
奥村が一番、実戦的だと思えた。

大学は建築系の研究室で、ひたすら3Dのモデルづくりに没頭していました。なので就職活動では3次元のモデリングができる仕事1本に狙いを定め、そうした企業を見て回りました。当社は入社してすぐソフトの社内講習・外部研修の場があって、家に帰って一人で勉強するのではなく、ちゃんと会社が養成の時間をとってくれるのが大きかったです。また、会社説明会で「実務にすぐに携われる」と聞いていて、技術をすぐに身につけられる会社なのかなとすごく魅力的に感じました。

入社して最初に携わったのは、3次元測量で得た点群データの処理でした。これは研究室では未経験のソフトとデータを扱うものでしたが、点群データというBIM/CIMの作業としては第一歩のところを最初に勉強させてもらえたのは良かったですね。

- どんな仕事をしているの?

国土交通省などの仕事では、いまやBIM/CIMは必須科目に。

                       

私は現在、設計部のBIM/CIMエンジニアグループでサブリーダーをしています。主な仕事内容は、2次元で設計した図面と測量データを統合して、3次元的に「見える化」すること。2次元では気づきにくいエラーや、さまざまな改善点を視覚的に発見し、設計者にフィードバックすることで、より良い設計を提供しています。

最近は、BIM/CIMの需要というのが本当に高まってきていて。必須科目のようになっています。発注者様も、元請会社様からも、とにかくBIM/CIMに関する問い合わせは多い。当社としては、3Dのモデルをつくることはもちろん、それをどう活用したら良いのかまでをお客様に提案していくことが重要だと思っています。現在は「設計」「施工計画」が当社の事業の柱ですが、BIM/CIMは近い将来、第三の柱になると確信しています。

- 仕事を通じて成長した部分は?

実務の中で、さまざまな目線を獲得できること。

仕事で最初に一番感じたのは、3次元の形状についてメールや電話でお客様とやりとりするのは、思った以上に大変だなと。そこで、1年目はお客様がイメージしやすい資料づくりに、とにかく打ち込みました。打合せを重ねると、お客様目線ではここが大事なんだなというのが見えてきて。「わかりやすい資料とは何か?」を追求していくプロセスは大変でしたが楽しくもあり、そうした日々が成長につながったと思います。

  思い出深いのは、画面上でモデル化したものを、3Dプリンタで打ち出して模型にして、説明会で使ってもらったことですね。クライアントは会場にPCを置いて見てもらおうと準備していたのですが、みんな模型に食いついて誰もPCを見なかったらしいんです。模型まで仕上げるのは本当に大変なのですが、「次もお願いします!」と言われると、つい嬉しくてまたやろうと思ってしまいますね。

課題としては、やはり設計者とは土木の知識面で差があることです。「3Dモデルはこうでも、実際にはそうならないよ」と指摘をいただくことも多いので、一つひとつ確認していく作業が大切なんだと思います。

- 「ウチの会社の良いところ!」は何ですか?

個人の心配事を、会社が制度面で
補ってくれるから、仕事に打ち込めます。

福利厚生のしっかりした会社です。残業が少なく、時間外労働があってもしっかりと手当をもらえるとともに、家賃補助の制度が特にありがたくて。私は他県出身なのですが、会社のそばに住むこともできるし、土地勘がなかったので部屋探しの内見の際は会社の人も一緒に回ってくれたりとか、そういう空気感がすごく良くて。地元を離れても、生活に困ることはなさそうだなと。

もう一つは、職場が国際色豊かになってきていることです。いま、インドネシア・ベトナム・ウガンダ・香港の方と一緒に働いています。国籍関係なく、やる気と能力があれば誰でも一緒に働けるという環境は素晴らしい。日本語がまだ不安という方でも、入社後に会社が日本語学校の通学をサポートしていて。これはみんな利用していると思います。
その他、社員のみならず、その家族も含めて大切にしている会社なんだなと感じる場面は多くあります。なので、3Dモデリングがしたい方、数学や図形が好きな方なら、男女・国籍問わず、誰でも来ていただけたら嬉しいなと思います。

On Time – Off Time

私は、オンとオフは細かく切り替える感じです。休日でも橋を見ると、工事の状況とか稼働している機械とか、つい見入ってしまいますね。大好きなゲームでも、これ何のソフトでつくっているのかな? とつい調べてしまったり。日々の生活の中でも、自分の知識に落とし込んでいけることは意外に多い。その意味で、オンとオフは切り替えてないのかも(笑)